プロフェッショナルサービス · マーケティング分析

マーケティング・ミックス・モデルと Google Meridian で、真の ROAS を測定

マーケティング費用の一つひとつが何を生んでいるのかを、自社のチームが運用するモデルで把握する。

御社の売上データとメディアデータをもとに、マーケティング・ミックス・モデル(MMM)を構築します。Google Meridian、ベイズ MMM、そしてアドストックと飽和を組み込んだ回帰です。ジオ実験と独立したコードで検証し、最も良いモデルを御社のインフラに導入します。モデルは Jenner で動く SAS 言語のプログラムなので、すでに SAS でマーケティング分析を行っているチームを含め、御社のアナリストが四半期ごとに再実行・再学習でき、追加のサービスは必要ありません。

固定価格契約とタイム・アンド・マテリアル契約に対応しています。

マーケティング・ミックス・モデリング講座のバナー。肘掛け椅子にゆったりと座るスーツ姿の男性を背後から描いたインクのイラスト。タイトルは「Retail Baselines and Marketing Mix Modelling in Jenner」

§1 ご提供内容

マーケティング・ミックス・モデリング支援に含まれるもの

メディア・ミックス・モデリングを一度きちんと行い、そのままお引き渡しします。ソフトウェア、学習済みモデル、それを動かすパイプラインは御社のチームのものになり、継続的なサービス契約は必要ありません。

Jenner Ultimate ライセンス

200 を超えるプロシージャを備え、データ量の上限がないエディションです。macOS、Windows、Linux で動作します。SAS 言語のプログラムを実行でき、私たちがお渡しするモデルもその一つです。1 年間の新リリースとサポートが含まれます。

  • モデルが使うすべてのプロシージャと、アナリストが次に必要とするすべてのプロシージャ
  • 御社のマシンとサーバーで動作し、データは御社の手元にとどまります
  • Jenner を開発しているチームによる 1 年間のアップデートとサポート

学習済みのマーケティング・ミックス・モデル

御社の売上、メディア、価格、プロモーションのデータに当てはめた一連のモデルと、それにもとづく予算配分の提言です。新しい週のデータでの再実行も、市場の変化に応じた再学習も、私たちに頼らず御社のチームで行えます。

  • すべてのチャネルについてのレスポンスカーブ、ROI、限界 ROI
  • 毎週または四半期ごとに再実行し、メディアミックスが変われば再学習
  • すべての手順を平易な言葉で説明した、実行済みのノートブック

統合と導入

モデルを既存のデータにつなぎ、御社がすでにシステムを動かしている場所で稼働させます。御社のクラウドまたは自社サーバー上で、御社のスケジューラから実行し、結果を BI ツールや計画ツールに届けます。

  • データウェアハウス、データレイク、フラットファイルからのデータ連携
  • クラウドまたはオンプレミスでのスケジュール実行
  • Python、R、BI ツールからそのまま読めるテーブル形式の結果

§2 始め方

進め方:まずはエンジニアリングレビューから

最初に御社のデータとインフラを拝見します。だからこそ、責任を持てる見積もりをお出しできます。

  1. 01 /

    エンジニアリングレビュー

    マーケティング、分析、データの各チームとのワーキングセッションです。販売している商品、出稿しているチャネル、保有しているデータとその保管場所を伺います。

  2. 02 /

    見積もりと計画

    モデル、統合、引き渡しについて、作業範囲、スケジュール、価格を書面でご提示します。固定価格でも、タイム・アンド・マテリアルでも対応します。

  3. 03 /

    構築、学習、検証

    データを整え、モデルを当てはめ、独立したコードと御社の実験結果で検証し、結果について御社のチームと合意します。

  4. 04 /

    導入と引き渡し

    モデルを御社のインフラで稼働させ、アナリストの皆さまと一度一緒に実行します。その後は御社だけで運用していただけます。

契約形態:固定価格またはタイム・アンド・マテリアル

固定価格

合意した作業範囲に対して一つの価格。データが整っていて、成果物が明確な場合に適しています。

固定価格での支援 →

§3 ご覧いただけるもの

プランナーがそのまま使える ROAS と限界 ROAS

私たちのマーケティング・ミックス・モデリング講座から 4 つの図をご紹介します。お客さま向けに構築するものと同じモデルで作成しています。

図 1 — チャネル別のレスポンスカーブ

マーケティング・ミックス・モデルのレスポンスカーブ。チャネル別の限界 ROAS の基礎となるもので、一定の週次投入量に対する TV、動画、検索、ソーシャルの対数売上への効果を示す。ソーシャルはすぐに飽和し、TV、動画、検索は上昇したのち横ばいになる。

支出を増やしたときに各チャネルがどれだけ上乗せするか、そしてどこで効果が頭打ちになるか。

出典:説明用の架空データ

図 2 — 売上を動かす要因

「What moves revenue, MMM 1, dishwasher pods」と題した棒グラフ。各要因が 1% 上昇したときの売上の変化を、累積シェアの線とともに示す。売上を最も押し上げるのは配荷率で、競合価格と価格は売上を押し下げる。続いてオンライン動画、TV、ディスプレイ、有料検索が、はるかに小さな効果で並ぶ。

メディアかどうかを問わず、各要因を 1% の変化が売上をどれだけ動かすかで順位づけします。

出典:説明用の架空データ

図 3 — ジオテストを正しく読む

「TV test, the loss builds up during the pause and runs on after it」と題した棒グラフ。週ごとに失われた真の売上を示す。TV を止めた 8 週間のテスト期間中に増え続け、TV 再開後の数週間で徐々に小さくなる。

いくつかの市場で TV を止めると失われた売上が現れ、TV を再開した後もしばらく続きます。私たちはその両方を測定します。

出典:説明用の架空データ

図 4 — 市場ごとに見る

「MMM 3 media coefficients by market, dishwasher pods」と題したドットチャート。TV の係数はどの市場でも同じ。動画の係数はより高い平均の周りに分布し、ソーシャルはほぼゼロ付近、検索は小さな平均の周りにある。

どのチャネルがどこでも同じように効き、全国一律で計画できるか。どのチャネルが市場によって異なるか。

出典:説明用の架空データ

販売している商品と、メディアの買い方をお聞かせください

エンジニアリングレビューは一度の打ち合わせで済みます。作業範囲と価格をお持ち帰りいただけます。

§4 構築するもの

私たちが構築するマーケティング・ミックス・モデル

Google Meridian を含む複数のモデル群を御社のデータに当てはめ、すべて同じ方法で検証し、最も成績の良いモデルを導入します。

M1

アドストック(持ち越し効果)つき回帰

アドストックを組み込んだ対数線形回帰で、TV の出稿が放映後の数週間も効き続けることを捉えます。自己回帰誤差により、好調な週が続いたことをメディアの効果と取り違えません。

M2

アドストックと飽和曲線

アドストックの上に、Hill 飽和曲線をチャネルごとに当てはめます。逓減効果と、次の 1 ドルが最も効く場所を示すレスポンスカーブです。

M3

階層型マルチマーケットモデル

市場同士が互いの情報を借りて推定精度を高め、市場ごとにメディア効果を求めます。どの市場でチャネルがよく効くか、どのチャネルを全国一律で計画できるかがわかります。

M4

ジオ実験で較正したベイズ MMM

ジオテストの結果を事前分布としてモデルに取り込み、過去データと実験が一つの答えに収束するようにします。すべての数値に区間がつきます。

M5

ジオ実験によるインクリメンタリティ測定

テストの設計と分析。差分の差分法、合成コントロール法、架空のテストによるプラセボ検証を行い、測定されたリフトに誠実な誤差幅を添えます。

M6

検索を介した媒介効果

TV や動画の効果のうち、人々が御社を検索することを通じて現れる分がどれだけあるか。ほかのチャネルが生んだ売上を検索の手柄にしないためです。

M7

Google Meridian(オープンソースのベイズ MMM)を Jenner から実行・導入

別の技術スタックを用意せずに Google Meridian を導入できます。Google のオープンソースのベイズ MMM を Jenner の中から実行し、他のモデルと同じ条件で検証します。同じホールドアウト期間、同じ実験によるキャリブレーション、同じ予算最適化。御社のデータに最も合う場合は、他のモデルと同様に御社のインフラに導入します。

そして、あらゆる計画に必要な分析

  • ベースラインとプロモーションのリフト

    何もしなくても売れていた量と、各プロモーションがそこにどれだけ上乗せしたか。

  • ROAS と限界 ROAS

    各チャネルが平均でどれだけのリターンを生んだか、そして次の 1 ドルがどれだけを生むか。

  • レスポンスカーブ

    すべてのチャネルについての支出とリターンの関係と、飽和する点。

  • 予算配分の最適化

    プランナーがチャネルごとに設定した制約の範囲内で、同じ予算の最適な配分を求めます。

  • 売上を動かす要因

    価格、配荷、競合、天候、メディアを、結果をどれだけ動かすかで順位づけします。

§5 Google Meridian

Google Meridian の実装と導入

Google Meridian は、Google が公開しているオープンソースのベイズ型マーケティング・ミックス・モデルです。私たちはこれを Jenner の中から実行し、御社のジオ実験で較正し、他のすべてのモデルと同じホールドアウト期間・同じ予算最適化で検証します。

Meridian が御社のデータに最適なモデルであれば、他のモデルと同じスケジュール、同じ引き渡しで御社のインフラに導入します。再実行も再学習も、御社のアナリストがご自身で行えます。

§6 説明責任を果たせる理由

説明責任を果たせる ROAS

ROAS の数値がプランナーの手に届く前に、三つの方法で検証しています。

Python と R でクロスチェック

すべてのモデルを、独立した Python と R の実装であらためて推定し、係数が一致することを確認します。

シミュレーションデータでの復元テスト

正解がわかっているシミュレーションデータで各モデルを実行し、御社のデータに使う前に、その正解を見つけられることを示します。

実験による較正

ジオテストがある場合はそれでモデルを較正し、ない場合は問いに決着をつけるテストを設計します。

§7 お引き渡しするもの

アナリストが運用を続けるために必要なものすべて

  1. 01

    実行済みのノートブック

    アナリストが最初から最後まで読み、再実行できる Jupyter ノートブック。各手順を平易な言葉で説明しています。

  2. 02

    ドキュメント化されたコード

    モデルを支えるすべてのプログラムに、コメントをつけて整理してあり、御社のチームで変更できます。

  3. 03

    学習済みのモデル

    御社のデータに当てはめたモデルと、新しい週のデータで再学習するための設定とチェック。

  4. 04

    予算配分の提言

    次にどこへ予算を移すべきかを、チャネル別に、期待リターンとともにお示しします。

  5. 05

    解説動画(オプション)

    モデルとノートブックを紹介する録画。後からチームに加わるメンバーのために。

よくあるご質問

マーケティング・ミックス・モデルは、各チャネルが生んだ売上を、価格、プロモーション、配荷、季節性、そして他のチャネルの影響から切り分けます。その売上をチャネルの費用で割ったものが、そのチャネルの ROAS です。ジオ実験がある場合はそれでモデルを較正するため、数値は相関だけでなく実測されたリフトに裏付けられます。御社のデータで何が言えるかは、エンジニアリングレビューでお示しします。

平均 ROAS は、投下した費用全体に対してチャネルが生んだリターンです。限界 ROAS は次の 1 ドルが生むリターンで、チャネルのレスポンスカーブから読み取ります。チャネルは飽和するため、平均 ROAS が高くても限界 ROAS が低いことがあり、平均 ROAS をもとに予算を動かすと、お金を誤った場所に回すことになります。私たちの予算配分の提案は限界 ROAS にもとづいています。

増分 ROAS は、チャネルが実際にもたらした売上です。一部のホールドアウト市場でそのチャネルを停止または縮小し、対照市場と比較して測定します。テストは実施期間の週しか測れないため、TV のように効果が持ち越されるチャネルでは、短いテストは全体のリターンを過小評価します。結果を使う際には、この持ち越し効果を考慮します。次回のテストの設計も、支援の一環としてお引き受けできます。

Google Meridian は、Google が公開しているオープンソースのベイズ型マーケティング・ミックス・モデリングのフレームワークです。アドストックと飽和を用いて各チャネルの効果を推定し、実験結果で較正でき、予算最適化の機能も備えています。私たちは、御社のために当てはめるモデルの一つとしてこれを実装します。

はい。Meridian を Jenner の中から実行し、御社の実験で較正し、御社のスケジュールに合わせて御社の環境に導入します。お引き渡しの後は、御社のチームがご自身で再実行・再学習します。

はい。実験結果は、テストしたチャネルの ROI の事前分布として Meridian に取り込まれます。まだテストがない場合は、支援の一環としてジオ実験を設計し、分析します。

複数のモデル群を同じデータに当てはめ、すべて同じ方法で検証します。ホールドアウト期間での精度、御社の実験との整合性、そして正解がわかっているシミュレーションデータでの再現テストです。どのモデルであっても、御社のデータで最も成績の良いものを導入します。Google Meridian は実装していますが、Robyn は提供していません。

Jenner は SAS のプログラム(DATA ステップ、プロシージャ、マクロ)を実行できるため、既存の SAS コードを新しいモデルと並行して動かし続けられます。私たちがお渡しするモデル自体も Jupyter ノートブックに収めた SAS 言語のプログラムで、御社のチームが Jenner 上で読み、再実行し、変更できます。エンジニアリングレビューでは、御社のプログラムを Jenner の対応範囲と照らし合わせて確認します。

御社のものになります。御社のチームがご自身の Jenner ライセンスでモデルを再実行・再学習し、継続的なサービス料金はかかりません。私たちにご連絡いただくのは追加の作業をご希望のときであって、モデルが私たちを必要とするからではありません。

どちらも可能です。エンジニアリングレビューの後、合意した作業範囲に対する固定価格、またはタイム・アンド・マテリアルとして、書面で見積もりをお出しします。支援にかかる期間も、同じレビューの中で見積もります。Jenner Ultimate ライセンスは価格ページに掲載の料金です。

メディア投資のリターンを把握する準備はできていますか。

まずはエンジニアリングレビューから。御社のデータとシステムを拝見し、作業範囲と価格をご提示します。

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固定価格契約とタイム・アンド・マテリアル契約に対応しています。

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販売している商品、出稿しているチャネル、保有しているデータとその保管場所をお聞かせください。レビューの日程を調整するため、こちらからご連絡します。