会社概要

Jenner Analytics について

私たちは、SAS 言語をもっと身近に、もっと多くの人が使えるものにしています。その始まりと、社名の由来をご紹介します。

私たちの歩み

Jenner Analytics の出発点は、ある臨床試験プロジェクトでした。創業者で CEO の Lawrence W. Sinclair はこのプロジェクトに取り組み始めたとき、現在オンラインで公開されている SAS コードの多くが臨床試験の業務に関するものだと気づきました。

それは、コンサルタントとしてマーケティング、コンプライアンス、財務の分析に SAS を使っていた自身の経験を思い起こさせました。この言語の力をよく知る彼は、SAS 言語をもっと身近に、もっと多くの人が使えるものにしようと決めました。それが Jenner Analytics の仕事であり、社名の由来でもあります。

Edward Jenner 博士のペン画の肖像。ハイカラーのダブルの上着にクラヴァットを着けて座り、片腕を石の台に置いている
Edward Jenner 博士(1749–1823)

なぜ「Jenner」なのか

Jenner Analytics の社名は Edward Jenner 博士にちなんでいます。創業者の Lawrence W. Sinclair は Edward の兄 Henry の子孫で、Jenner 博士は 7 世代さかのぼった大叔父にあたります。一族はその名を受け継いできました。Lawrence の曾祖父は Edward Jenner Spier、祖母は Mona Fanny Jenner Spier です。

Edward Jenner(1749–1823)は、イングランド・グロスターシャー州バークレー出身の医師・科学者です。1796 年、少年ジェームズ・フィップスに牛痘の材料を接種し、その後、少年が天然痘にかからないことを示しました。その業績は予防接種の基礎となり、しばしば「免疫学の父」と呼ばれます。英語の「vaccine(ワクチン)」という言葉も、ラテン語で牛を意味する vacca に由来します。天然痘は 1980 年に根絶が宣言されました。

Jenner の時代の天然痘

天然痘がどれほど恐れられていたか、今では想像しにくいかもしれません。18 世紀のヨーロッパでは毎年推定 40 万人が天然痘で亡くなり、ロンドンのような都市ではありふれた子どもの病気でした。感染者の 20〜60% が死亡し、乳児の致死率はロンドンで 80% 近く、ベルリンでは 98% に達しました。生き残った人の多くには醜い瘢痕が残り、失明全体の約 3 分の 1 は天然痘によるものでした。根絶される前の 20 世紀にも、推定 2 億 5,000 万〜5 億人の命を奪っています。

当時最善の予防法は人痘接種でした。天然痘の膿疱から採った材料で健康な人を意図的に感染させる方法で、自然に感染するよりも通常ははるかに死亡率が低いものでした。Jenner 自身も 8 歳ごろに人痘接種を受けており、その体験は生涯にわたって健康に影響したといわれます。人痘接種は決して安全ではなく、接種を受けた人の約 1〜3% が死亡し、周囲に天然痘をうつして新たな流行を引き起こすこともありました。

効くことを証明する

1774 年の農夫ベンジャミン・ジェスティのように、牛痘で家族を守ろうとした人はそれ以前にもいました。Jenner の不朽の功績は、その考えを実際に検証したことです。ジェームズ・フィップスに牛痘を接種してから数週間後、少年を天然痘の材料にさらしましたが、発病しませんでした。彼はほかの被験者でも検証を重ね、1797 年に最初の報告を王立協会(Royal Society)に却下されると、1798 年の著書『Inquiry』で 23 の症例を自ら公表しました。これは初期の、慎重で体系的な検証であり、ワクチン接種が有効で、人痘接種よりはるかに安全であることを示しました。

この証拠が議論に決着をつけました。1800 年までにワクチン接種はヨーロッパのほとんどの国に広がり、1840 年には英国が人痘接種を禁止してワクチン接種を無料で提供しました。ワクチン接種はその後、世界から天然痘をついに一掃した取り組みの不可欠な柱となりました。

2 世紀以上たった今も、医学は慎重な試験によって、何が効くのかを証明しています。

その営みは今、臨床試験に受け継がれています。そして現在オンラインにある SAS コードの多くは、まさにその仕事に関わるものです。そこから Lawrence の物語は始まりました。私たちはささやかな敬意として Jenner の名を掲げ、はるかに控えめな志を抱いています。力のあるものを、より多くの人の手に届けることです。

創業者

Morgan Stanley のデスクでカメラに微笑む Lawrence Sinclair。背後のモニターには SAS が表示されている
ニューヨークの Morgan Stanley で SAS を使う Lawrence Sinclair

Lawrence W. Sinclair

創業者 兼 CEO

この 20 年間、Lawrence と彼のエンジニアリングチームは、自身のソフトウェアエンジニアリング企業 East Agile を通じて、150 を超える新しいテクノロジー企業の立ち上げを支援してきました。

それ以前は、Morgan Stanley、Bank of America、Wells Fargo Bank、Intuit、カナダ銀行(カナダの中央銀行)、カナダ財務省、カナダ統計局で、しばしば SAS を使いながら、アナリティクス、データサイエンス、経済分析に携わりました。

経済学の修士号(MA)とデータアナリティクスの修士号(MSc)を取得しています。